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出典元:ロングステイ調査統計2008 

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吉野 充巨

吉野 充巨

1945年 東京下町生、花と木育て、読書好きのFP、そして欧州、東南アジアと、アメリカ、NZを訪れ、国内は北は網走、南は鹿児島まで1桁・2桁国道を走破した旅行好きのロングステイアドバイザーです。
退職翌年2006年1月独立系FP事務所として「オフィス マイ エフ・ピ-」を開設。
お客様とご家族の夢や希望実現のため、ファイナンシャル・プランニングを通じて、お手伝いします。
お客様から「私のFP」「我が家のFP」と言われるよう、より良いサービス提供のため、日々研鑽・奮闘中です。
保有資格 ・日本FP協会上級ファイナンシャルプランナーCFP(R) ・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 ・登録ロングスティアドバイザー

吉野 充巨さんのコラム

日本市場のETF

( ロングステイの費用を貯める ⑦ )


前回は、ETFの有利さをご紹介しました。
今回は
日本の株式市場に上場されているETFとその特長、
購入に関するポイントをご紹介します。

ETFとはExchange Traded Fundsの略ですから、株式取引所に
上場されている投資信託で世界の証券取引所に上場されています。
最も上場数が多いのはニューヨーク証券取引所です。
日本では東京証券取引所61銘柄と大阪証券取引所12銘柄が上場されています。
日本の両取引所に上場されている銘柄の区分(筆者の設定)と銘柄数は、表1に有るとおりです。
 

全てで73銘柄ありますが、日本の株式市場に関するものが、
58銘柄で海外株式は6銘柄など、後述する海外のETFに比べバラエティーが見劣りします。
従いまして、資産配分の観点からは、東証、大証に上場されているものだけでなく、
広く世界のETFからご自身のポートフォリオを構成されるようお勧めします。

とはいえ、我々ロングステイを希望している投資家も、
生活の根源は日本ですので、日本株式への配分比にあわせ、
この中からお選びになることになります。

★日本で一般投資家を対象としている証券会社全てで、上記の銘柄が購入できます。
この点が、通常の投資信託とは大きく異なります。

★なお、海外に長期滞在を希望されるロングステイヤーで、
住民票を海外に移される予定の場合には、
必ず長期間売買しなくても良いという前提で銘柄をお選びください。
日本では非居住者になると売買が制限されます。
多くの証券会社では保有したまま預かりの状況になり、
売買は停止との条件が付きます。
従いまして、帰国まで放っておいても良い銘柄をお選びになるのがベストです。

○TOPIX(東証株価指数)に連動ETFは、
日本の株式を広く対象とされたい投資家にお勧めします。
長期で保有されるには相応しい対象と考えています。
私が購入した際には、4銘柄の中から選択する基準として、
売買高が多く(流動性に優れています)、総資産残高が大きなもの
(傾向として指数との乖離が小さくなります)を選びました。
あと一つ基準にしたいのは、信託報酬が安いものですが、
筆者購入時には3銘柄しか有りませんでしたので、
この選択肢は重要ではありませんでした。皆様にはこの視点でのご検討もお勧めします。

○日経平均に連動するものが7銘柄あります。
この中でなじみが深い指数は日経225になります。
日本の主要な企業を対象とされる場合には、此方をお勧めします。
TOPIXに比べ指数の特徴としてIT・通信企業の影響が色濃く出ます。
選択の基準はやはり、
1.流動性に優れているか、
2.指数との乖離が小さいか、
3信託報酬が低いか、
4.指数との乖離は小さいか、
が挙げられます。
私も大証に上場しているものを上記基準で1銘柄選択しました。

○新興市場を対象としたものと、
規模別のものは、小規模企業(日本全体から見れば大きな行です)の
成長性を買うなど、規模別な差異に着目した投資先です。
私は、小規模企業を対象とした指数に連動するものを購入いたしました。
この場合、売買高が前述の2指数のものに比べ少ないので
流動性の観点は若干スポイルされます。
私の観点は、小さな企業の成長性に重点をおいています。

○業種別に38銘柄が存在します。
当初は銀行業株価指数、電気機器株価指数でしたが、
昨年、食品、素材・化学など東証一部に上場している
内国普通株式全銘柄(TOPIXの構成銘柄)を「証券コード協議会」が定める
33業種を基に17業種に纏めた「時価総額加重型」の指数に連動する
ETFが上場され一気に増えました。そしてこの17業種に連動するものの
取引単位は1口からになり、極めて購入しやすいETFといえます。
短・中期的に見て、この業界は伸びそうだと判断される場合は買いに回り、
短期的に低下しそうだと考える場合に売りに回ることが出来ます。
但し、業種によっては日々の売買が成立していないものもあり、
流動性に難が生じています。もし、購入を検討される場合には、
日々の売買高を確認の上ご購入を決定ください。

○海外の株式指数に連動するものは6銘柄しかありません。
次回コラムで掲載する、日本で購入できる海外のETFの中で選択後、
同じ指数に連動するものがあれば、日本市場で購入されるようお勧めします。
なんといっても、為替手数料が掛からず、株式としての買付手数料も断然安いので、
海外市場で購入するよりも投資効率が勝ります。
銘柄は韓国の株価指数KODEX、ブラジルの株価指数ボベスパ、
中国A株の株価指数、上海株式50指数、ロシアRTS指数、
アフリカ株価指数FTSE/JSE/Africa TOP40指数に連動するものの6銘柄です。
筆者は、MSCIコクサイ指数に連動するもの(NYSEに上場済み)や、
MSCI EAFE、S&P500、MSCIエマージング指数に連動するものが上場したら、
よりETF市場が活性化すると考えています。邪推になりますが、
これらが上場した際には、多くの従来型投信の販売が激減するため、
なかなか上場しないのではないかと推測しています。

○商品に関するETFが3銘柄あります。金の価格に連動するETFの内1つは、
現物の金が信託として保有されています。
株式や債券と異なる動きをする資産として若干組入れてはいかがかと考えます。
が、金などの商品は価値を生みません。単に保有するだけになり、
値上がりを期待するものになります。金を現物でお手元に置き
、最悪の事態に備える方には不向きかも知れません。

○東証リート指数に連動するETFは、個別のREITの分析などが面倒な方にお勧めします。
ETFですので倒産もありません。3ヵ月毎と隔月に分配金が出るものがあります。
不動産による定期的な配当をお望みの方にはお勧めできる銘柄と考えています。

★本年6月19日に、債券を対象とするETFが初めて東京証券取引所に上場されます。
香港市場とのダブル上場です。アジア8カ国の債券に投資しますので、
日本の金利よりも高い利回りが期待できます。
また、日銀を含むアジアの11カ国の中央銀行が関与する
アジア債券ファンドの一環として、投資対象は中国、韓国、香港、シンガポール、
タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア8カ国の国債と公債です。
過去、筆者は購入を試みましたが、
香港市場のみで日本の証券会社からのアクセスが悪く断念したことがあります。

なお、個別の銘柄は私のHPに掲載していますので、宜しければ参照ください。
http://www.officemyfp.com/etf-3.html

また、東京証券取引所のETFスクエアのURLは
http://www.tse.or.jp/rules/etf/esquare.html

大阪証券取引所のETFのURLは
http://www.ose.or.jp/stocks/ind_et.html

以上、日本市場で購入できるETFをご紹介しました。
次回は日本で購入できる海外のETFをご紹介します。

 

・本資料は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、
有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべて読者様ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで
、読者様ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本資料は、信頼できると判断した情報に基づき作成されていますが、
その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。
また、情報が不完全な場合または要約されている場合もあります

 【記事投稿:2009年6月16日】

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